人はどうして他人と違うことを、『恐い』と感じることがあるんでしょうか?
育った環境とか、理念とか、言葉が違うから?
確かにそれはとっても大きな要因ではあるけれど、
本当の答えかといわれれば、違うと思う。
同じ環境で育ち、同じ言葉の圏内ですら他人と解り合い、恐れを無くすことは簡単じゃない。
きっとみんなどうすれば解り合えるのか知っているけれど、
自分の身の守り方を覚えてしまったのか、忘れたフリをしているのか。
人は愚かで、浅はかで、ずる賢くて、醜くて、貪欲で、馬鹿な生き物だと思う…。
けど、馬鹿だからこそ…
人を思いやり、愛おしみ、慈しめるのだと…
バベルを観て思いました。
さて、映画としての良し悪しは置いといて(苦笑)
監督の「人を隔てる壁についての映画を撮り始めたのに、人と人を結び付けるものについての映画に変わった」
というのを映画鑑賞後読んで、あぁ、確かにと思いましたね。
そういった意味では良い映画だったと思います。
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